芸妓又は娼妓の線香代(或は玉代)のことである事説明する迄もないが、その特色は(一)一本の代を十銭とか十五銭とか非常に小額として、一時間の本数を八本とか十本とか云ふ風に沢山に算へること。 (二)小芸妓の花代が大芸妓と同額であること。