吉原名物

春の桜、夏の燈籠、秋の仁輪加、以上を三景容と称して、古来吉原の名物行事とされたもの、それが近年兎角すたれ勝であつたのも世人をして吉原の衰微を思はをる一原因だつたが、二三年前から七夕祭をやつたり、菊飾りをやつたり、三景容も漸次復活されて、復賑やかな昔の吉原が再現しさうである。

食物の名物−鈴らんの「鍋雑炊」。